ありがとうの日にGIFT OF MUSIC ー 音楽が作るMake A Difference!


♪毎月10日は、ミステリオが決めた”ありがとうの日”。

6月10日、ニューヨークではありがとうの日にふさわしい素敵なコンサート”Gift of Musicコンサート”が行われました。

2002年のミステリオ・サマーキャンプ・スペシャルゲストとしてお招きした声楽家の宮崎せりなさんは、毎年この時期になるとニューヨーク・カーネギーホール・小ホール Weill Recial Hall でチャリテイーコンサート『Gift of Music』を開催していらっしゃいます。
今年15周年を迎えたこのコンサートには、せりな先生の生徒として私も出演させていただく機会を与えられ、緊張しながらもイタリアのアリアを1曲。

今年のコンサートの収益はニューヨークにある177年の長い歴史をもつ子どもたちの施設
Leake and Watt's Children's Home に寄付されました。

今から15年前、せりなさんと彼女のご主人が始めたこのコンサートは、年齢、人種、プロ、アマチュアに関係なく、音楽を愛する気持ちを持つ人たちが集ることによって、演奏する人たち&それを観にきてくださる人たちをひとつにつなげたい、というお二人の強いパッションのもとに始まりました。今年もその目的の通り、小学校2年生から60代までの様々なバックグランドを持つアマチュアからプロまでが一体となって、幅広いジャンルの音楽演奏を行いました。

その中でも、特に目立って素晴らしかったのは、せりな先生のお嬢さんジュリアちゃん(小学2年)の見事なオープニングの挨拶、テーマは”Thank you - ありがとう”について。

また、今まで一度も人前で歌ったことがないという小学2年の女の子・ブリットニーのエーデルワイズは、人々の心に響くそれは澄んだ歌声で、思わずハンカチで涙を押さえる観客もみかけました。又、5年前に台湾からバイオリンの勉強をしにジュリアード音楽学校に来たという、14才の少女ペイ・ウェイ・リオの演奏には、会場どよめくばかりの拍手でした。彼女は絶対、将来大物になること間違いなし。

ハーレムの高校からは、17才の男子指揮者のもとに、13人の女子高校生のゴスペルミュージック。この迫力にはびっくり仰天。そして二組の親子演奏も感動的でした、ソプラノ歌手イナスの6才の息子ダニーが、お母さんのためにピアノ伴奏したアベマリアも格別。バリトン歌手のジェームスの伴奏を担当したのは、11才になったばかりの娘のコレット。大人顔負けのタレント性を持つ子どもたちに負けてはならぬ、と大人の私たちも子どもたちから元気をたくさんもらいながら、オペラ、ジャズやブローウェーミュージッカル演奏を楽しみました。

演奏をお聞きいただけなかったみなさんには、胸にジーンとくるヘレンケラーのことばを送ります。♥ The best and most beautiful things in the world cannot be seen or touched...but are felt in the heart♥